面接の終盤にはなると必ずと言っていいほど聞かれる逆質問。
面接が終盤に差しかかっていることから気を抜いてしまう人も多いようで、前もって準備しておかないと上手く答えられずにアタフタしてしまう場合も。テンパりすぎて『特にありません』と答えてしまったときなんかは最悪です。
逆質問は的確な質問をすることで自分の評価をあげることのできる絶好のチャンスです。
この記事では、逆質問のときに絶対にやってはいけないことや前もって準備しておくべきこと、インパクトを残す質問例など逆質問の攻略方法を詳しく解説しています。
目次
逆質問『ありません』がプラスになることはない!
逆質問への対策をおこなう上でまず頭に入れておくべきことは、『特にありませんという回答がプラスになることはない』ということです。
『質問がない=しっかりと話を聞いていた』というとらえ方もできなくはないですが、大抵の場合『この人はうちの会社や業務内容に興味がないんだな』というとらえ方をされてしまいます。
逆質問攻略の第一歩目は『特にありません』を卒業することからはじめていきましょう。
逆質問の内容を事前にいくつか考えておこう
『1つだけじゃダメなの?』と思う方もいるかもしれませんが、面接を進めていくなかで『想定していた質問に対する答えを言われてしまった!』ということも少なくありません。
例えば、あなたが職場の雰囲気に関する逆質問を用意していたとします。
ですが、面接を進めていくなかで職場の雰囲気について説明されてしまった場合、逆質問のタイミングで職場の雰囲気について質問することはできませんよね?
仮に質問してしまった場合、『話を聞いていなかったのかな?』とマイナスの印象をあたえてしまいかねません。
そのためあらかじめいくつか質問内容を考えておくことが重要になってくるというわけです。
インパクトを残し評価をあげるオススメの質問例
『入社までに勉強しておくべきことがあれば教えてください』
『私のこれまでの職歴や経歴をみて、足りないと思う部分があれば教えてください』という内容でもいいでしょう。
この質問をする場合には、『採用していただいた場合の話で恐縮なのですが…』と一言つけくわえることも大切です。
『コミュニケーション能力は高い方だと自負しているのですが、社内の雰囲気を教えてください』
面接を進めていくなかで、長所をあまりアピールできていないなと感じた場合は、逆質問でどんどんアピールしていくといいでしょう。
『前職では月に平均して〇〇時間残業をこなしてきました。残業時間はどのぐらいになりますか?』
そんなときは遠回しな表現で質問するようにしましょう。
質問例のように、前職の労働環境や労働条件をふまえつつ質問すると企業側も答えやすくなります。
ただ、採用も決まっていないのに労働環境や労働条件について色々と質問し過ぎるのはオススメできません。
本当に知りたいことを明確にし、相手に不快感をあたえないような聞き方で質問しましょう。
この逆質問はダメ!NGな逆質問例
『有給休暇はどのくらいつきますか?』
休暇について気になるのはわからなくもないですが、採用も決まっていない段階でこのような質問をするのはあまりオススメできません。
また、休日数や有給休暇については募集要項に記載されていることが多いのでしっかりと確認しておくようにしましょう。
『研修制度やマニュアルは充実していますか?』
新しい職場で働きはじめる場合、業務内容についての不安はつきものですが、このような質問の仕方だとやる気や自主性が感じられません。
『自分で勉強する気がないのかな?』と思われてしまいます。
どうしても気になる場合は、『自分でも日々勉強していくつもりではありますが…』と前置きしたうえで質問すると良いでしょう。
必ず一つは質問してインパクトをあたえよう
面接の最後にやってくる山場『逆質問』について解説してきました。
逆質問の内容が採用・不採用を分けるといっても決して大げさではありません。
- 『特にありません』は絶対に言わない
- 定番の質問例を参考にいくつか質問を用意しておく
この2つを念頭に、面接にのぞむときは逆質問への対策をしっかりとおこなっておくようにしましょう。
逆質問で採用担当者にインパクトをあたえられるような質問ができれば、採用を勝ちとったも同然ですよ。