では、自己分析のやり方と進め方を紹介するので、やってみましょう!
転職活動に直接関係がないから意味がない。そう思ってやっていない方も多いのが自己分析です。転職活動をスムーズに進めるために、自己分析は欠かせません。
意味がないと思っている人の中には、自己分析をしっかり活用できていないのかもしれません。
今回は、自己分析をする理由と効果的な自己分析の方法をご紹介します。
目次
自己分析をする2つの大きな理由
・自分のやりたいことをはっきりさせるため
・自分の強みを明確にする
ためです。
いずれも転職活動を進めていく上で大切なことなので、ひとつずつ見ていきます。
理由1:自分のやりたいことをはっきりさせるため
自分が好きだと思う仕事が、得意な仕事とは限りません。自己分析をして、自分の仕事の可能性を広げることが大切です。
好きな仕事をするのが理想ですが、自分の好きな仕事=得意な仕事、ではない可能性もあります。
好きだからという理由で転職したものの、得意ではないので、なかなかうまくいかない・認めてもらえない。そんな残念な結果を避けることにもつながります。
入社後に後悔しないように、あらかじめ好きなこと・得意なことを理解しておきましょうね。
理由2:自分の強みを明確にするため
企業が求めている人材に、あなたの強みを活かせる部分を見つけることで、採用に近づきます。
あなたが自分のことをきちんと理解していないと、相手には伝わりません。あなたのことをめいっぱい理解してもらうために、まずはあなたが自分がしっかり理解しましょう。
転職を成功させる自己分析の3つの進め方
自己分析は自分のことを知ることが目的なので、紙に書き出してみたり、パソコンで入力してみたり、自分がやりやすい方法を使うようにしてください。
ステップ1、今までの経験を振り返る
まず、今までの経験をすべて振り返ります。時系列に沿って書き出していきましょう。
職務経歴書のように、正確に書き出すのではなくザックリで構いません。あなたの経歴を客観的に振り返りましょう。メモ書き程度で大丈夫です。
- 入社時期(20**年*月~20**年**月)
- 会社(○○商事株式会社)
- 部署(第一営業部 ○○営業課)
- 業務内容(新規顧客獲得のための営業業務)
- 成果(1年で○社の新規顧客を獲得)
この経験の中で感じた気持ちも合わせて書いていきましょう。
- 嬉しかったこと
- つらかったこと
- 学んだこと
- やりがいを感じたこと
会社での経験が浅い場合は、趣味や特技から掘り下げていくのも有効です。モチベーションが上がることや、人に褒められた経験があれば、自分の得意なことを見つけるのに役立つかもしれません。
このとき成功体験だけでなく、失敗した経験も書き出すことがポイントです。その経験から何を学んだのかを書き出していきます。
まずはひたすらアウトプットしてください。
ステップ2、自分の強みを言葉で表す
過去の経験を書き出したら、次に自分には何ができるのかを書き出していきましょう。
- このような仕事ができる
- このような成果が出せる
- こんなことを大切に仕事している
自分の強みをきちんと言葉にすることで、自分の適性が見えてきます。
また、応募先へのアピールポイントも見えてくるので、あいまいな表現ではなく、はっきり言葉にするようにしてください。
ステップ3、将来どうなりたいのかを考える
自分の強みが見えてきたら、その強みを使って将来どうなりたいのかを書き出していきましょう。
将来なりたい理想像が明確になっていれば、応募先でその理想が叶えられるかどうかの判断が簡単になります。
理想を叶えられそうな企業を見つけたら、その企業にどのように貢献できるかをアピールすることで、自己PRも完成します。
自己分析を活用しよう!
1:会社選び
自己分析をしたことで、自分の強みや、やりたいことが把握できると思います。
せっかく大変な転職活動をして入社したあとに、自分のやりたいことと違った。なんてことにはなりたくないですよね。
給与待遇も大事ですが、あなたに合った企業に転職することがおすすめです。
2:職務経歴書
自己分析を1番活かせるのが、職務経歴書です。自己分析で出たあなたの特徴をしっかり職務経歴書に反映しましょう。
参考になる職務経歴書サンプルは、こちらの転職エージェントサイトからダウンロード可能です。参考にしてみてください。
参考リンク職務経歴書のサンプル|転職のリクルートエージェント
3:面接対策
誰しも苦手なのが面接ですよね。事前準備をしていないと、色々な質問に答えるのは難しいものです。
面接時に必ず聞かれる、志望動機・自分の長所短所など、自己分析がしっかりできていれば迷わず回答することが出来ますよね。
自己分析が苦手な人は、リクナビネクストのグッドポイント診断
と言っても自分で自己分析をするのが苦手な人も多いと思います。なかなか自分を客観的にはみれないものです。
そんなときに自己分析に便利な外部サービス、リクナビネクストのグッドポイント診断です。無料で会員登録した人が使える会員限定サービスです。
グッドポイント診断は、リクルートキャリアが持つ独自のノウハウを生かして開発した約30分でできる本格診断サービスです。
自分を客観的にみることが苦手な人は、少し時間がかかりますが、こういったサービスを利用してみることを検討されてはいかがでしょうか?
自己分析を客観的に見ることの大切さ
自分でも気がついていない強みが見つかる可能性もありますし、自分では考えなかった分野に向いているかもしれません。自分ひとりで考え続けていても、新しいことを見つけるのは難しいです。
そこで、自分ひとりでの自己分析がひと通り終わったら、周りの人に自分のことを聞いてみましょう。
相手は、自分のことを知っている人なら誰でもいいです。親、友人、職場の人など身近な人に聞いてみましょう。
「私の良いところはどこだと思う?」
「直した方がいいところはどこかな?」
気を使って本音が聞けないというのは意味がないので、率直な意見をいってもらうように伝えましょう。その際に傷つくような内容だったとしても深く考えすぎないようにしてくださいね。
率直な意見を聞いて、自己分析の参考にしましょう。
身近な人に聞くのが少し恥ずかしいという場合には、転職エージェントに登録して、アドバイザーに教えてもらうのもおすすめです。
人とかかわる機会の多いアドバイザーは、的確な分析をしてくれること間違いなしです。まだ転職を現実的に考えていないという場合でも、登録するのはいつでもできるので、活用してみてくださいね。