緊張する面接が終わったあとはコーヒーでも飲んでホっと一息つきたいところですが、その前にやるべきことがあります。
それが面接してくれた企業への『お礼メール』です。
そこでこの記事では、お礼メールを送るときに注意すべきポイントを交えながらお礼メールの送り方について解説しています。
面接を受けるときはこの記事の内容を参考に、お礼メールを送ると良いでしょう。
目次
そもそもお礼メールは送る必要があるのか
実はお礼メールは必ずしも送らないといけないというものではなく、送らなくてもマナー違反にはなりません。
ですが、必ずしもやる必要のないことだからこそ、実践することでライバルに差をつけることができます。
お礼メールを送る目的は、『ライバルとの差別化』と『熱意を伝えること』です。
ライバルがやらないようなことをあえてやることで差別化を図ることができますし、それだけ丁寧に対応することによって、その企業にどうしても受かりたいんだという熱意を伝えることもできます。
見られているのは内容よりもビジネスメールのマナー
面接後にお礼メールを送ること自体でライバルとの差別化を図ることは可能ですが、お礼メールの内容で差別化を図ることはできません。
お礼メールはあまり長々と書くようなものではないので、内容的には似たようなものになってしまいがちだからです。
なので、内容よりもビジネスメールのマナーがしっかりと守れているかを重視するべきです。
就職する企業にもよりますが、どういった業種の企業でもビジネスメールのマナーは必須になります。
学校を卒業したばかりで社会人未経験の新卒ならまだしも、転職の場合はビジネスメールができて当然と判断されてしまいます。
そんななかでビジネスメールのマナーが守れていないようなお礼メールを送ってしまうと一気に印象が悪くなるわけですね。
なので、ビジネスメールのマナーをしっかりと守ったお礼メールを送ることが大切になってきます。
これだけは抑えておきたいビジネスメールのマナーについて
件名で内容が伝わるように心がける
採用担当者のもとには1日にたくさんのメールが届きます。企業の規模が大きいのであればなおさらですね。
そういった忙しい人に送るメールこそ、件名だけで本文の内容がわかるようにしておくべきです。
また、必要な情報をわかりやすくまとめられるスキルはビジネスにおいて重宝されます。
件名を設定するときは、本文を見なくても内容が伝わることを意識して設定するようにしましょう。
企業名は省略しない
お礼メールの冒頭には企業名と担当者名を記載しますが、株式会社を(株)にするなど企業名を省略するのはマナー違反です。
ビジネスメールのマナーにさほど厳しくない人でも引っかかるような初歩的な部分なので、企業名は正式名称で記載することを徹底しましょう。
メールを送るタイミングを考える
お礼メールを送るときには、送るタイミングについても意識しなければいけません。
面接後、当日中にお礼メールを送りましょう。
『先日は…』と、面接の翌日以降にお礼メールを送ってしまう人がいますが、面接をしてもらったのが夜遅い時間帯でもない限り翌日以降に送るのはオススメできません。
というよりも、面接当日にお礼メールを送る場合と翌日に送る場合とでは印象が全く異なるので、翌日以降に送るぐらいであれば送らない方が良いでしょう。
また、忙しいと思われる時間帯は避けて送るべきです。
出社して間もない時間帯や退社直前の時間帯は確認するメールが多くなったり他の業務に追われていたりと忙しくなりがちなので避けるようにしましょう。
お昼時間や15時頃など、一息つくようなタイミングを狙って送るのがベストです。
企業は採用したあとのことを考えている
お礼メールを送る場合、お礼メールを送ること自体も大切ですが、ビジネスメールとしてのマナーをきちんと守れているかも重要です。
企業が新しく人を採用するときには、採用したあとのことを想定して採用します。
転職の場合、企業側も即戦力として考えていることがほとんどなので、ビジネスメールのマナーは必須だといえます。
逆にビジネスメールのマナーがしっかりしていると企業側としても安心して採用することができるので、採用の確率が高くなります。
ビジネスマナーをしっかりと守ることを意識しながらお礼メールを作成し、ライバル達に打ち勝ちましょう!