資格は転職のときに大きな武器になるのでぜひとも取得しておきたいものですが、ただやみくもに色んな資格を取るだけでは意味がありません。
意味がないどころか時間とお金を無駄にしてしまいます。
そこでこの記事では資格の必要性や評価される資格とされない資格、転職するときの選択肢と採用率が上がるおすすめの資格について詳しく解説しています。
強力な武器になる資格を取得して、理想の職場に転職しましょう!
目次
資格って本当に必要なの?
資格の話題になるとこのように『資格なんか取るだけ無駄』という意見が必ずといっていいほど出てきますが、これには資格の乱立が関係しています。
例えば数時間~数日勉強するだけで取れてしまうようなものは無駄な資格の代表といっていいでしょう。
また意外と思われるかもしれが全然需要がない資格もたくさんあります。
これらの資格は取得しても評価されることがないので、『取るだけ無駄な必要ない資格』になってしまうわけですね。
評価される資格とは
《評価される資格の条件》
- 国家資格
- 知名度が高い資格
- 需要のある資格
- その業界で必須となっている資格
資格を取得するときはこれら4つの条件のうち、最低でも一つ以上満たしているものを取得するようにしましょう。
国家資格は国が定める厳しい試験や条件をパスした人にだけ与えられる資格で、『弁護士』や『保育士』など専門性の高い資格です。
そのため国家資格を持っていれば仕事に困らないといえるほど優秀な資格だといえます。
知名度が高い資格や需要のある資格も持っていれば仕事に困ることはありません。
しかし、そんな資格は簡単には取れませんよね。
そこで、すでに働きたい業界が決まっている場合は、その業界で必須といわれている資格を取得するようにしましょう。
例えば、ビル管理業界での就職を目指すのであれば『2種電気工事士』を取得するといった感じですね。
選択肢と採用率が上がるおすすめの資格はコレだ!
宅建(宅地建物取引士)
不動産会社が経営をおこなう場合、最低一人以上の宅建所持者が必要なのでかなり需要のある資格だといえます。
不動産業界では宅建を持っているだけで採用率が上がりますし、特別手当がつくことがほとんどです。
宅建所持者の具体的な仕事の内容としては、不動産の売買や賃貸に関する契約内容の説明などをおこないます。
その際に専門性が求められるので宅建の資格が必要になってくるというわけです。
合格までの平均期間 | 6ヶ月以上 |
合格率 | 15~16% |
種別 | 国家資格 |
難易度 | 難関 |
電験三種
仕事の内容としては、ビルや工場などの電気系統関連の管理や保守をおこないます。
ビルや工場などの施設は一般の家庭よりも多くの電気を必要とするので、管理する側にもそれなりの知識が必要になってくるわけですね。
また、資格を所有していることによって技術手当がつく会社も多いので、電気関連の会社への就職を考えている人にとってはぜひとも取得しておきたい資格だといえます。
合格までの平均期間 | 6ヶ月以上 |
合格率 | 6% |
種別 | 国家資格 |
難易度 | 難関 |
TOEIC
外資系の会社や貿易関係の会社などでグローバルに活躍したいと考えているのであれば必須と言える資格です。
合格・不合格というタイプの資格ではなく、スコアで評価されるタイプの資格ですが、ビジネスで英語を活用するのであれば800点以上は必要になってきます。
スコアが上がれば上がるほど評価が上がりますしさまざまな業種で活躍できるようになるので、継続的に勉強を続け常にスキルアップしたいと考えている人にぴったりの資格だといえます。
合格までの平均期間 | ― |
合格率 | ― |
種別 | 民間 |
難易度 | スコアによる |
希望する転職先を明確にして最短での資格取得を目指そう
この3つのうち1つでも取得しておけば仕事に困ることがないのはもちろん、転職の際にあなたの評価をグッと引き上げてくれます。
ですが、一番大切なのは希望する就職先や業界を明確にし、その業界で本当に役にたつ資格を取得することです。
美容業界に進みたいと思っている人が電気関連の資格を取得しても宝の持ち腐れになるだけですよね?
まずは自分が転職したいと思っている業界を明確にし、その業界で需要がある資格にはどういったものがあるのかを把握するところから始めましょう。